今日はずいぶん久々に伊豆沼農産の冬水田んぼとその周辺を歩いてきました。
冬水田んぼには、アカガエルの卵が15個もありました! 生みたてのからずいぶんオタマジャクシに近い形の卵まで、いろんな発育段階の卵がありました。しばらく見ないうちに季節が進んでいましたー^^。
アカガエルは他の田んぼのカエルと違って、田んぼに水が入っていない春のまだ寒い時期に浅い水辺に卵を生みます。なので、この時期に浅い水辺がないと、生活を完結することができません。アカガエルのいる田んぼ地域では、冬から春に田んぼに水を張っておくことで、繁殖場所を提供できる可能性があります。山地や林などが隣接する田んぼでの冬水管理は、雑草を抑えるという営農上の意味と、田んぼの近くの生きものに生活場所を提供する機能の両方を持っています。(ただ、どこでも冬水田んぼをすればいい、というわけではないのが難しいところ。 その話はまた次の機会に。) (※東北地方など寒い地域では、田植えのあとに田んぼに卵を産むことがあります。)

しばし田んぼを離れて道路の法面を見てみると、たくさんのばっけ(=ふきのとう)が、すでにほとんど開いていました。旬を逃してしまいました・・。

朝夕はまだ冷えるなぁ、と思っていましたが、生きものたちの季節は着実に進んでいました。もうすぐ田んぼ散策が楽しい季節ですー。YM